相談に乗るだけでお金がもらえる?副業サイトから出会い系サイトに誘導される詐欺の手口や返金方法

出会い系サイト詐欺

コロナ渦という状況もあって何が起きるかわからない世の中、スマホ一つでできる在宅ワークや副業が流行っていますよね。

そんな中、この状況を利用した詐欺被害も急増しています。

今回は、副業や在宅ワークを探している人を狙う詐欺の手口について、一つご紹介します。

詐欺被害の入口はどんなところに潜んでいるかわかりません。

被害に遭わないためにも、その特徴や手口について、予防知識としてこのコラムを役立てていただけると幸いです。

事例1

20代 女性

インターネットで副業を探していたら、ある副業ランキングサイトに「メールで男性の相談に乗るだけで高収入」という副業が紹介されていたので登録をしました。後で気づいたのですが、副業サイトだと思っていたのが、実は出会い系サイト登録させられているみたいでした。男性からお礼がしたいと言われて、振込先等の個人情報を交換しようとしたところ、エラーのメールが届き、エラーの解除にはお金がかかると言われ、相手からもらうお金をあてにしていたので、合計で70万円支払いましたが、エラーが解除されることなく、騙されたことに気づきました。悔しくて、返金してほしいと思い、問い合わせたが門前払いされてしまい、こちらの法律事務所に返金依頼をしました。迅速に対応をしていただき、最終的に56万円返してもらえたので、本当によかったです。

事例2

男性の相談を乗るだけで稼げるという副業サイトに登録をしてしまいました。

すると、男性から「仕事の悩みの相談に乗ってもらえれば月100万円を支払う」という誘いのメールが届きました。報酬の専用サイトで支払うのでと、登録するように指示をされました。個人情報を交換するにはサイト内のポイントを購入する必要があるとのことだったのでポイントを購入しました。その後に個人情報を交換するためにやり取りをしたのですが「文字化け・エラーがある」などと何度もやり直しになってしまったのですがポイント代も払うからと言われたのでそのまま続けていましたが結局交換できませんでした。ポイント代だけで約110万円払ってしまいました。何とか返金できないかとこちらの法律事務所にお願いをして対応していただきました。1カ月経ったころに返金ができる旨の連絡があって依頼をしてから2カ月程で返金していただきました。

事例3

家でできる仕事を探していたら、SNSで簡単な副業という広告を見つけました。

スマホ1つでOKという事だったので、問い合わせたらチャットレディーでした。

返信するだけならと登録しましたが、気づいた時には80万円も払っていました。

今思えば、仕事をするのにどうしてお金を払うのかという感じですが、登録料などに加えて相手の方との連絡先交換も出来るが手続きが必要というのでその為のパスワードエラーなどでどんどんポイントを使っていたんです。これは騙されたと思った時にこちらの事務所へ相談しました。返金の依頼をしたらすぐに対応してくれて、無事に返金になりました。他と比べて成功報酬のパーセンテージも低かったし、事務所の皆さんもいい人ばかりで、お願いして本当に良かったです。

女性をターゲットにした副業詐欺について

女性向けの副業サイトを装って、悪質なサイトに誘導され高額な金銭を払ってしまい被害に遭ってしまった方のご相談が多くいただいております。

このようなサイトのよくある手口は次の通りです。

・サイトに登録すると高収入と名乗る男性からメールがくる

・男性とメールするだけでお礼に高額なお金を払うという話を持ち掛けられる

・メールやり取りをしているとお金を受け取るための連絡先の交換や口座情報についての話になる

・連絡先の交換やお金を受け取るには手数料がかかると請求される

・お金を払っても文字化けなどの不具合の何度もやり取りをさせられた

手軽さを強調したり、誰でも高収入を稼げるなどと広告したりする副業サイトは、悪質なサイトの可能性がありますので、安易に登録しないようにすべきです。上記のような手口に思い当たる方はすぐに当事務所へご相談ください。

詐欺かも?と思ったら、

・相手には何も言わない

・証拠を取る

・弁護士に相談する

この3つが大事です。

相手に対して直接詐欺を疑うと、逆上されてしまったり証拠を削除される可能性があります。相手には何も言わないようにしてください。

また、返金請求には証拠の有無が大事なポイントになります。

すべてが完璧に揃っていなくても大丈夫です。どんなものが証拠になるのか、以下ご参考ください。

※撮れるものはスクリーンショットに残しておきましょう。

①支払い関係

・クレジットカード利用明細

・決済完了のお知らせメール

・プリペイドカード(電子マネー)原本

・プリペイドカード(電子マネー)購入時のレシートなど

・銀行振込明細

②相手方の情報

・サイトURL

・サイト名

・サイトに登録したニックネーム・ID番号(ユーザーID等)

③その他

・やりとり相手の名前

・メッセージ

※特に、「報酬関係のやりとり」「連絡先の交換に失敗している」「支払いを求められている・促されている」ということがわかるもの

また、実際にあった被害をもとに返金事例をご紹介してしていますので、よろしければご参照ください。

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